ホワイトニングをしても、白くならない歯について
みなさん、こんにちは!金沢八景あらかわ歯科クリニックです。
歯の黄ばみが気になる方におすすめのホワイトニング。
しかしそのホワイトニングもすべての歯を白くできるわけではありません。
そこで今回はホワイトニングに不向きな歯(白くならない歯)とはどのような歯か、詳しくご紹介したいと思います。
神経がない(死んでいる)歯
過去の治療で歯の神経を抜いてしまった歯、あるいは歯の中で神経が死んでいる歯は、時間の経過とともに歯の色が黒っぽくくすんでしまうことがあります。
しかし残念ながら、神経のない(死んでいる)歯については、歯の表面に薬剤を塗布するタイプのホワイトニングでは歯を白くできません。
神経がない歯を白くしたい場合は、『ウォーキングブリーチ』という別のホワイトニング法か、または被せ物を使用して色を白くしていきます。
歯の被せ物や詰め物
ホワイトニングで使用する薬剤は天然歯しか作用しないため、歯にいれた被せ物や詰め物を白くすることはできません。
したがって黄ばんだ詰め物や被せ物は、再度それらを新しいものに交換して白くしていきます。
また前歯に入れた詰め物(プラスチック)に関しても、ホワイトニングで歯を白くした後、その色調に合った詰めものに変えていく必要があります。
薬剤(テトラサイクリン)による歯の変色
薬剤の副作用によって変色した歯も、ホワイトニングでは白くできません。
その代表的なのが『テトラサイクリン』という抗生物質で、顎の中で永久歯が形成される時期に服用すると、歯がグレーや濃い黄色に変色します。
具体的な時期としては出生~8歳ごろの服用、また妊娠中や授乳中に母親が服用しているケースでも、上記のような症状(変色)がおこります。
テトラサイクリンによる変色歯(テトラサイクリン歯)については、セラミックなどの被せ物を使用して歯の色を改善できます。
まとめ
ご自身の歯がホワイトニングの適用できる歯であるかどうか不明な場合は、施術をおこなう前に治療の可否を聞いておくと良いでしょう。
ホワイトニングに関してその他わからない点などございましたら、お気軽に当院までお問合せください。